「現代町家」という方法

家づくりで街角の風景を変える

「現代町家」という方法
著者 趙 海光
ジャンル 設計 > 住宅設計
出版年月日 2018/07/10
ISBN 9784863585829
判型・ページ数 B5・152ページ
定価 3,080円(本体2,800円+税)
在庫 在庫あり
全国規模の工務店組織「町の工務店ネット」が普及を推進する「現代日本の木造スタンダード住宅」を紹介する。
1 「現代町家」 という考え方
  一軒の家から町の家へ
  「現代町家」の三つのルール
  【column 1】 永田昌民さんのプラン形

2 「現代町家」というスタイル
  ベースとゲヤの配置で考える五つのパターン
  事例1「ずらす」 無機質な町に建つ草屋根のスタンダードハウス/各務原・小さな現代町家
  事例2「囲む」 板の間を土間で囲んで開放的な暮らしの場をつくる/神戸・里山住宅
  事例3「並べる」 水路を挟んで向かい合う母屋とゲストハウス/鹿児島・薩摩町家
  事例4「離す」 外も内のように使って暮らす雪国のコートハウス/新潟・土間コートの家
  事例5「振る」 地形を生かして2軒が並ぶ荒地のリノベーション/富山・杉の家
  事例6「並べる」 土間と板の間でつくる現代の町家暮らし/浜松・濱松町家
  【column 2】 イームズ邸と木造スタンダードハウス

3 「現代町家」の工夫
  「現代町家」を構成する20のアイテムと三つの目的
  軒下空間・・・・・内と外を柔らかくつなぐ 
  格子戸ポーチ・・・・・玄関先の半戸外土間
  内土間・・・・・室内に「動く生活の場」をつくる
  外土間・・・・・外を暮らしに使う気持ち良さ
  縁側デッキ・・・・・外にもう一つの居場所をつくる
  一坪里山・・・・・小さな緑のネットワークを町に広げる
  小さな草屋根・・・・・手軽につくる空中の坪庭
  離れ・・・・・暮らしを切り分ける分棟型のプラン
  平角スケルトン・・・・・少ない種類の規格材で構造フレームを組む
  M窓・・・・・フルオープンできる大きな木の窓
  吊りデッキ・・・・・軒先にぶら下がるハイブリッドデッキ
  目透かし雨戸・・・・・日除け・通風・防犯を兼ねた多機能雨戸
  換気塔・・・・・室内に縦方向の風の道をつくる
  鉄板庇・・・・・一枚の鉄板を曲げてつくるシャープな庇
  びおソーラー・・・・・シンプルな空気集熱式ソーラーシステム 
  厚板・・・・・スギ幅はぎパネルとJパネル
  箱階段・・・・・暮らしを楽しむ大道具
  箱窓・・・・・壁に小さな居場所をはめ込む
  箱パントリー・・・・・空間を仕切る多機能キッチン収納
  Mソファー・・・・・居場所をしつらえる道具
  【column 3】 ル・コルビュジエの教え

4 「現代町家」で町かどをつくる
  「現代町家」でつくる四つの町かどプロジェクト
  ストリート型の町かどづくり/西三条プロジェクト
  鎮守の森型の町かどづくり/里山のある町かど in 蒲郡
  袋小路型の町かどづくり/里山のある町かど in 三豊
  路地型の町かどづくり/糸魚川プロジェクト 

[座談会] 家づくりで町かどの風景を変える/伊神斉・小池一三・田瀬理夫・趙海光・真鍋弘

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